東京家族

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 本作は、巨匠・小津安二郎監督の「東京物語」(1953年、松竹)のリメークだそうだが、残念ながら元祖の作品はまだ観ていない。本作は、山田洋次監督の作品らしく、ほのぼのとして、ほっこりする後味さわやかな映画だ。物語は、橋爪功と吉行和子演じる、瀬戸内海の小さな島で生活している老夫婦が子どもたちの暮らす東京へとやってくるところから始まる。

 長男は個人病院を開業している医師、長女は美容院を営んでいる。次男は、舞台美術の仕事に携わっていて、生活が不安定で父親の心配の種となっている。彼らはそれぞれに忙しく過ごしており、上京してきた両親の面倒もゆっくり見れない。たらいまわしで泊めたりするのだが、誰が悪いわけでもない。ごくごく日常的にありえそうな光景だ。夫婦の関係、親子の関係が等身大的に淡々と描かれている。だから、逆にとてもリアルだ。

 自分の身に置き換えれば、いずれこのような日が来るのだろう。子どもたちはそれぞれ独立し、ある一定の距離感を保ちながら家族関係を築いている。そして、物語では、突然、親が死ぬ。自分たちの場合もそういうことになるかもしれない。突然の死に家族は嘆き悲しむ。しかし、一定の距離感は崩れることなく、しばらくしてまた日常の生活に戻っていく。これが家族というものだろう。我が「熊本家族」もこのような平穏な日常の繰り返しであってほしいと願う。


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