バラー丼 【いきものがかり】

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 「バラー丼」は、いきものがかり初のバラードのベストアルバムとの触れ込みであるが、収録されている曲は、バラードというより人生(又は青春)への応援歌というような曲が多い。実は、いきものがかりという名前は知っていたものの、アルバムを聴いたのは初めて。予想以上の出来だった。いきものがかりのファンの中には、別のベストアルバムの方が良いとの声もあるようだが、僕のような初心者にはこれでも十分。

 特に、アルバムの最初と最後に収録されている「風が吹いている」は、ご存知のように、昨年開催されたロンドンオリンピックのNHKテーマソングである。オリンピックが開催されていた期間、僕は入院していた。一日中暇なのでテレビがお友達。朝から晩まで、オリンピックの中継や特集があるとそればかりを観ていた。なので、この「風が吹いている」を聴くと、その当時のことが懐かしくもあり、辛くもあり、いろんな思いを呼び起こしてくれる。

 テレビ放送では、いつもサビの部分しか流れなかったので、あまり気にも留めなかったが、改めてじっくり聴いてみると、心に残るフレーズがいくつもあった。
 「言葉にできないこと 涙が溢れること 震える心で感じたすべてが 僕の今までをつくってきたんだ」
 「この命よ この一瞬よ 誰かの光になれ」
 「託された”命”がある 歩むべき道がある 始まりの続きを生きている この胸の中に絆はあるんだよ ずっとずっと」